世間ではフリーランスで自由な働き方を♪
と会社に雇用されずに自らが個人事業主として働く人が増えてきています。
この流れでフリーランス薬剤師という言葉も聞くようになりましたが、他の業界と比較すると薬剤師のフリーランスは多くありません。
これには医療現場ならではのしっかりとした理由があります。
もしこれを読んでいるあなたが薬剤師でフリーランスになろうと思っているのでしたら、フリーランス薬剤師のメリットとデメリットを知ったうえで行動に移すことをおすすめします。
フリーランスになるならやっておいた方がいいことも一番下で紹介しています。
※以下の内容はフリーランス薬剤師を否定する意図は一切ございません。リスクを知って頂くための注意喚起と捉えていただければ幸いです。
薬剤師がフリーランスになるデメリット

薬剤師のあなたがフリーランスになったらどんなデメリットがあるのか説明しましょう。
まずフリーランス薬剤師は国から求められていないという現状があります。
フリーランス薬剤師の方がよく強調するのは「薬局ではなく薬剤師を患者さんが選ぶ流れである。」ということ。
これは、
かかりつけ薬局→かかりつけ薬剤師
という流れのことです。
つまり、
個人で信頼される薬剤師こそが求められている!
だからフリーランスは時代の流れに乗っている!
と言うことですね。
確かに個人のスキルってとっても大切でこれがないとフリーランスとしてやっていけません。
しかし、かかりつけ薬剤師のメリットはあくまでもその薬局に行けばかかりつけ薬剤師がいるということ。
薬局にいる薬剤師は同じ人の方がいいということですよね。
ですからかかりつけ薬剤師がフリーランスの薬剤師の追い風とはならないのです。
ただし、常勤の薬剤師が指導に時間が掛かるかかりつけの患者さんがたくさんいる場合に、他の処方を捌いてくれる薬剤師としてフリーランスが活躍するということはあります。
しかしこれもわざわざフリーランスである必要はありませんよね。
フリーランス薬剤師のデメリット(薬局側)

薬剤師がフリーランスになるデメリットとして、例えばフリーランスの薬剤師と3カ月の契約を結んで働いてもらうことになったとしましょう。
始めはもちろん新人ですから教えるという手間が増えますよね。そして仕事に慣れた頃には契約が終了していなくなるのです。
ヘルプで薬剤師が欲しいとしても最初はある程度教えなければいけないので薬局側の仕事が増えるわけです。
さらに慣れない薬剤師がいることによる問題も生じてきます。
各薬局の責任者は管理薬剤師。
管理薬剤師の立場になって考えてみてください。
その薬局で不慣れなフリーランス薬剤師が冒したミスは管理薬剤師の責任になります。
これはリスクが大きすぎると思いませんか?
ミスをしながらも慣れていって今後の大きな戦力となる人材に育てるなら話は別ですが、少しの期間だけ働いたらいなくなるのですから薬局が負うリスクが大きすぎます。
フリーランス薬剤師のメリットは?

薬剤師がフリーランスになるメリットは
・派遣よりも給料が高い傾向にある
・契約時の交渉がしやすい
・業務委託なので薬局と対等な立場
という感じです。
より自立した薬剤師というイメージでしょうか。
これをどうしても手に入れたいならフリーランス薬剤師になるのもいいかもしれません。
しかしですよ、なぜ僕が薬剤師はフリーランスにならない方がいいと言ってるのか、その一番の理由は市場にあります。
実は以前僕は、薬剤師のフリーランス斡旋事業を始めようとして「これは育たない市場だ」と思ったからです。
事業の内容を簡単にいいますと、フリーランス薬剤師と薬局をつなぐ派遣会社の激安版です(笑)
で、なぜやめたのか。
それは、あまりにも需要が無さすぎたから…
上でも解説した通り薬局で働く従業員は薬剤師だけに限らずその薬局で慣れている人の方が圧倒的に安全に調剤業務をおこなえますし、患者さんも安心してお薬をもらうことができます。
短期間だけどうしても必要な場合にはフリーランス薬剤師もいいですが、それはあくまでも短期間の仕事。
僕の知り合いで務めていた薬局を辞めてフリーランスになった薬剤師がいるのですが、初めは「給料いいから最高!」(確か週5勤務1日8時間で50万円)と言っていたのですが契約期間が終わる時に「次の契約先がない…生活できない…」と焦っていました。
次から次へと仕事が入ってくればいいのですが、求める薬局が無いと収入はゼロ!
バリバリ現役で薬剤師として働くつもりの人はフリーランスにならない方が絶対に良いと思います。
リタイア後に一時的にお金を稼ぐ必要があったらいいのかもしれませんが、そもそも初めての場所で慣れない処方でも調剤業務をこなせるようなスキルが求められるフリーランス薬剤師ですから現場から離れていた人に対する需要は多いとは言えません。
さらに派遣会社のように面倒を見てくれる人がいないので全て自己責任!
ここまでのリスクを冒す必要性を感じない薬剤師の方が圧倒的に多かったのです。
もしフリーランス薬剤師になるなら

以上のデメリットを理解したうえでフリーランス薬剤師として働きたいのであれば、他の収入源を確保しておく必要があるかもしれません。
ただ、フリーランスになりたいと思っているのですから会社との雇用関係がない「何か」で収入を得たいですよね。
せっかくフリーランスになっても副収入のために雇われてしまっては本末転倒です。
時間や場所の拘束が無いできるだけ自由な稼ぎ方としてフリーランスの薬剤師に最適な仕事があります。
それはブログアフィリエイト。
実は薬剤師はブログのライターさんが多い傾向にあるんですよ。
しかし、僕がおすすめするブログアフィリエイトは自分でサイトを運営して収益を得るのでブログ収益がすべて自分のものになります。
フリーランスになって空いた時間や移動時間などでポチポチとPCをいじって月収10万円以上を上乗せできると考えたら結構安心できます^^
収入源を確保しておくのはフリーランスに限らずに今後必要なことだと思います。
しかし、ブログアフィリエイトは適当にやっても稼げるようにはなりません。
ちゃんとした知識を学ぶ環境が必須です。実際に僕自身はブログ1本で月に200万円以上の売り上げを出しています。
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自由に稼ぐのっていいものです^^